複利って何?

複利とは、利息や利益を得た後にそれを元本に加えて再び利益を得ることで、元本に対して利益がより多く生じるという仕組みです。複利の凄さは、時間とともにその効果が指数関数的に拡大していく点にあります。

例えば、1年間で100万円を1%の利息で預けた場合、利息は1万円になります。この場合、単利であれば1年後に元本に利息を加えた101万円が返ってきます。一方、複利であれば1年後に元本101万円に1%の利息を加えた1万1,010円が返ってきます。このように、複利を利用することで、元本に対してより多くの利益を得ることができます。

複利の効果は時間とともに指数関数的に拡大していくため、複利の効果がある投資先に長期間投資することで、驚くべき成果を生み出すことができます。例えば、年率8%の投資先に100万円を10年間投資した場合、単利であれば元本に利息を加えた180万円が返ってきます。一方、複利であれば、元本が約216万円に増えます。20年間投資した場合、単利であれば元本に利息を加えた260万円が返ってきますが、複利であれば元本が約466万円に増えます。

複利の効果は、投資に限らず、貯蓄や借入金利でも同じです。例えば、銀行の定期預金で複利を利用することで、元本に対してより多くの利益を得ることができます。また、クレジットカードの利息などの借入金利も、複利によって利息が膨らんでしまうため、早めの返済が大切です。

以上が、複利の凄さについての説明になります。複利を利用することで、元本に対してより多くの利益を得ることができるため、長期的な視野で投資や貯蓄を行うことが大切です。